やまてつBLOG

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Pray for Kyoani

Pray for Kyoani

京都アニメーションの放火事件は、日本のみならず世界中のアニメファンを悲しませています。

 

今や日本のアニメはひとつの文化。

70年代とか日本人がビートルズやローリングストーンズに憧れたように、ジャパニーズアニメは世界中で大きな影響を与え続けています。

 

なんでも今回の放火事件で、尊い命を失っただけでなく、過去の作品の資料や作画、更にはパソコンなどのアニメ制作機材も全て消失してしまいました。

 

人命はお金で考えることは決してできませんが、焼失した経済的被害金額も確実に億単位のとてつもない額になるでしょう。

 

容疑者である男が仮に生還したとしてもこの金額を弁償できるわけがなく、京都アニメーションの再建はまだその話をする時ではないかもしれませんが、いつになるのでしょうか。

 

「けいおん!」「涼宮ハルヒシリーズ」「らき☆すた」「中二病でも恋がしたい」などアニメを全く見ない自分でも聞いたことがある作品がズラリ。

 

冒頭でも書いたとおり、今やアニメは日本を代表するジャパニーズカルチャー。

ゆえに京都アニメーションは、太秦と双璧をなす京都を代表する京都ものづくりの象徴となっていただけに、この損失は精神的にも物質的にもあまりにも大きいです。

 

現在、34名がお亡くなりになり、30名以上が負傷してしまった今、精神的ショックも考えるとなかなか京都アニメーションを再建とはいかないでしょう。

 

しかし、こんなテロ行為に屈するわけにはいかず、何年経っても京都アニメーションを復権して欲しいです。

 

そのためには現実的にお金は必要不可欠。

既にアメリカではクラウドファンディングで1億円以上集まっているようですが、日本でも動くべきです。

日本の宝を失うわけにはいかないのですから。

 

 

そこで提案なのですが、京都アニメーションの「聲の形」(こえのかたち)を文科省が権利を買い取り、学校の授業で見せることはできないでしょうか。

 

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前述どおり、ほとんどアニメは見ないのですが、たまたま見た映画「聲の形」に感動。

既に3回も見ているほど良作だと思います。

 

ちょうど歴史的大ヒットとなった「君の名は」と公開が同時期だったため、そこまで注目されませんでしたが、人の心情の描き方、うっとりするほど綺麗な描写、すべてにおいて素晴らしく、是非とも全国の子どもたちに、障がいを持った人に対して考える力を植え付けさせてくれると思うのです。

 

簡単に「聲の形」のあらすじを言うと、ある小学校のクラスに雨宮硝子という聴覚障がいを持った女の子が転校してきます。

 

雨宮硝子が気になるあまり、ついついいじめてしまう石田将也。

しかし、イジメが表面化して、他のクラスメイトも同調したいたのにも関わらず、石田将也ひとりのせいにされてしまい、石田将也は人の顔を見れないイジメっ子からいじめられっ子になってしまう。そして雨宮硝子は転校してしまう。

 

時は経て、石田将也らは高校生になっていた。

石田将也は小学生当時の自分を謝りたいと雨宮硝子のところに出向く。

と続いていくわけですが、これ以上は是非観ていない人は観てください。

 

主人公である石田将也と雨宮硝子の心の動きだけでなく、他のいわゆら脇役たちも、それぞれどのクラスにもいそうなキャラクターが立っていて、感情移入できるし、それぞれの立場から物語を見ることができます。

 

ただ聴覚障がい者かわいそうという話ではなく、イジメっ子の心情、いじめられっ子の、そして傍観者の、それぞれの心情がリアルにえぐられており、是非学校でちょっとでもいじめている子、イジメられている子がどう感じるか見て欲しいです。

 

しばらくすると京都アニメーションへの募金活動も始まるでしょうが、大人も間違いなく楽しめ考えさせられる「聲の形」を改めて見てみるのも、京都アニメーションへの支援になるのではないでしょうか。