グリーンノートの話知ってますか?
グリーンノートの話知ってますか?
なんでも、視覚過敏という症状で、一般的な白いノートでは眩しく見えてしまうというのです。
その視覚過敏の女の子は、町の文房具店に置いてあったグリーンノートを書きだめして、授業も支障なくこなしていたのですが、その文房具店が倒産してしまい、買いだめしていたグリーンノートもあとわずか。
困った女の子はTwitterに現状を報告します。
すると瞬く間に拡散。
とうとうロフトや東急ハンズをはじめ、多くの文房具店やノートを作っている工場の人から、グリーンノートを扱うようになった報告や、なかにはわざわざ特注で作ってくれた町の工場のおっちゃんまで現れたのです。
視覚過敏ではない、多くの人からみたら、視覚過敏と聞くと、言葉が違い知覚過敏を思い出し、CMの影響でしょうが、冷たいもので歯が染みる症状に似たもの!?なんて思いがちです。
もちろん知覚過敏も症状に苦しんでいる人からすると深刻ですが、視覚過敏の場合、ノートくらいの白さで違和感を覚えてしまうなんて、生活していく上でかなり大変ですよね。
特にいままで考えてみたこともなかったのですが、ノートといえば当たり前で白、確かにこの視覚過敏の女の子もあちこちグリーンノートを探したみたいですが、緑地のものはあっても、キャラクターものばかりで学校の授業時に使えるようなものはなかったようです。
確かにまだ小学生くらいならともかく、ノートは大学生でも使いますから、大学生がキャラクターもののノートを使っていたら、冷たい視線が多く注がれますよね。
グリーンノートTwitterは瞬く間に広がり、多くのメーカーが取り扱いを始めたり、動き出しているのです。
よく何か犯罪があったときに、Twitterが利用されていると犯罪の片棒をかつぐもののごとく悪者扱いされます。
以前災害時にデマツイッターを流し、混乱されるようなことや、バカバイトがふざけた投稿をして炎上するのも、たいていTwitter。
マスコミでもよくTwitterは悪のように報じますが、果たしてTwitterは悪の存在なのでしょうか。
今回のグリーンノートの件もそうなように、使い方次第では今まで考えられないような効果を発揮することもあるのです。
ようはTwitterなどのSNSは使う人のモラルの問題。
では、SNSがなかった昔の時代はモラルが良かったのかといえば、全くそうではなく、今と似たり寄ったり。
ただ単にSNSで多くの人がモラルのない行動を目にできるようになっただけではないでしょうか?
そう考えるとTwitterをはじめとしたSNSの存在は、一見悪に見えるところも、炙り出しているということで良いことではないかと思うのです。
しかし、残念でならない点もあります。
このグリーンノートの話でも、一部の人でありますが、「ネットでもっと探せよ」とか「タダでノートもらえて得したね」なんていう見るのも嫌になるようなコメントも散見されています。
酔っ払った時に言う言葉が、その人の本当に思っている本心なんて言われますが、顔が見えず、名前すら分からないTwitterでのコメントが、本当の人の姿(思っていること)だとしたら悲しすぎます。
グリーンノートに限らず、些細なことでも馬事雑言の嵐。
もし自分が知りもしない不特定多数の人から誹謗中傷を受けたとしたら、考えただけでも身の毛がよだりませんか?
Twitterをはじめ、今ではInstagramやFacebookなどSNSを中心に生活が動いている人も多いですが、そろそら精神的に披露して廃れていってしまうような気がします。
やはり上手く活用したら便利で有益なものだけに、人を思いやる想像力だけはしっかり持っていかねばですね。