今注目される青バナナ、その理由とは
青バナナとは、黄色いバナナになる前のバナナです。
以前は、黄色く熟するまで食されなかったバナナでしょう。
ですが、近年、青バナナの栄養が改めて評価されています。
現代人を悩ます便秘、多くの女性が行うダイエットに非常に効果的であることがわかったのです。
ここでは、青バナナの特徴、そして、便秘とダイエットに効果的である理由をご紹介したいと思います。
青バナナとはどんなバナナ?
日本では、バナナといえば黄色く熟したバナナがスーパーで販売されていることが大半です。
ですが、東南アジアや南米でデザートではなく、料理の材料として使われています。
見た目は、青っぽい緑色に近いです。
皮は少し固めで、ナイフで切り込みを入れて中身を取り出します。
そして、味は熟したバナナとは違って、さっぱりとした味です。
固さや味は、じゃがいもに似ています。
生で食べるよりも加熱して調理されることが多いです。
便秘に効果的
では、青バナナの効果についてご紹介します。
まずは、便秘に効果的という点です。
これは、青バナナに含まれる、難消化性でんぷんと呼ばれる成分が理由です。
この難消化性でんぷんは、通常のでんぷんとは異なり、胃や小腸で消化、吸収されず、大腸にでんぷんとして届きます。
そのため、大腸の中で食物繊維と同様に、整腸作用があるのです。
便量や便の水分量を増やすことで、便通をスムーズにしてくれます。
整腸作用のもう1つの効果として、腸内環境を整えることから、大腸がん予防になります。
ダイエットに効果的
青バナナは、ダイエットにも効果的です。
この効果にも、難消化性でんぷんが大いに関係しています。
難消化性でんぷんは、血糖値の上昇を抑えるためにインスリンの分泌が緩やかになります。
そのため、脂肪の吸収を抑えてくれるのです。
黄色いバナナは青バナナの代わりにならない
このように、青バナナには便秘とダイエットに効果があります。
ここで、注意したいことは、黄色いバナナが青バナナと同様の効果を期待することは難しいことです。
なぜなら、バナナは熟す過程で、難消化性でんぷんが糖分へと変化していくのです。
この変化こそが、難消化性でんぷんを減少させてしまいます。
そのため、難消化性でんぷんの効果である便秘予防、ダイエット効果は黄色いバナナでは減少してしまいます。
逆に言えば、この変化があるからこそ、黄色く熟したバナナは甘くなり、柔らかくなります。
何も調理しなくても、自然な甘さがあり、デザートとして味わうことができます。
まとめ
東南アジア、南米ではデザートとしてだけでなく、サラダやカレー、ハンバーグなどに使われるくらいポピュラーな食材です。
ここでご紹介した通り、黄色いバナナにはない効果が青バナナには多く含まれています。
黄色いバナナのほうが、頻繁に見かけられるかもしれませんが、今後、黄色いバナナ同様に、市場に出回る日も近いでしょう。
東南アジア、南米ではデザートとしてだけでなく、サラダやカレー、ハンバーグなどに使われるくらいポピュラーな食材です。
体の調子を整える効果がある青バナナ、甘くて柔らかい黄色いバナナ、どちらのバナナもそれぞれの良さがあります。
食卓を彩る食材として、日常的に取り入れてみるのもいいでしょう。
きっと、体の内側からの変化を感じられるはずです。