口内炎には「はちみつ」が効くって本当なの?
口の中に白っぽい窪みがある、食べる時に痛みがある、痛みで食べたいものが食べられないという方、それは口内炎ではありませんか?
口内炎は、口の中の粘膜にできる炎症です。
疲労の蓄積、ストレス、栄養不足が原因といわれています。
外見上は気づかれにくいですが、痛みは、人によっては激痛であることがあります。
できるだけ早く治すにはどうすればいいのか?
実は、口内炎には市販の薬が販売されていますが、はちみつは市販の薬以上に効果的という実験結果があります。
ここでは、はちみつによる口内炎の治し方をご紹介します。
口内炎には、はちみつがお勧め
はちみつは、スーパーマーケットであれば簡単に見つけられる食品です。
はちみつは甘味料として料理に使われることが一般的ですが、民間療法でははちみつが治療効果を発揮します。
はちみつが治療に効果的である理由は、その殺菌作用と消炎作用です。
ミツバチによって濃縮されたはちみつは、強力な浸透圧があります。
そのため、はちみつに触れた細菌は、細胞内の水分が浸透圧により吸い取られ、死滅してしまうのです。
細菌が繁殖すると、口内炎の炎症がさらに悪化し、治りにくくなってしまいます。
はちみつにより、細菌が死滅することで細菌の繁殖を防ぐことができ、炎症の悪化を防ぐことができるのです。
はちみつの使い方①「塗る」
では、口内炎を治すための、はちみつの使い方です。
2つの使い方がありますが、どちらも至って簡単です。
1つ目は、口内炎の部分にはちみつを塗る方法です。
はちみつの効果をより発揮するために、塗るタイミングと塗る前の準備することがお勧めです。
まず、塗るタイミングは、食後です。
口は、食べたり、飲んだりする入り口ですから、口の中に何かを塗るとしても取れやすい環境です。
ですから、塗った状態をより長く維持できるように食後に塗りましょう。
そして、塗る前のひと手間として、口内炎の部分を清潔にすることです。
はちみつの効果を調べた実験では、コットンに水を含み、口内炎の表面を軽くふき取ってからはちみつを塗布していました。
口内炎に直接はちみつが触れるようにすると、より効果的です。
はちみつの使い方②「食べる」
2つ目の使い方は、はちみつを食べることです。
料理の材料として使う、ヨーグルトに混ぜて食べるなど、どんな食べ方でもかまいません。
はちみつの栄養を摂取することが、口内炎に効果があるからです。
というのは、口内炎の原因には、ビタミンB1、B2不足があります。
そして、それらのビタミンは、はちみつに豊富に含まれています。
そのため、はちみつを食べるだけでも、口内炎の原因となるビタミンを摂取することができ、治療に効果的といえます。
口内炎に効くはちみつの種類
ちなみに、はちみつにはいろんな種類がありますが、その中でも最も口内炎に効果があるといわれるのは、マヌカはちみつです。
マヌカはちみつとは、ニュージーランドで採集されたはちみつです。
最も効果があると言われる理由は、強力な殺菌作用にあります。
ただ、身近でマヌカはちみつが見つけられない場合もあるでしょう。
マヌカはちみつに関係なく、もし口内炎の治療として、いろんな種類からはちみつを選ぶ場合は、天然のものをお勧めします。
加工されたはちみつの商品の中には、甘味料が追加されていたり、加熱していたり、ある成分が取り除かれていることがあります。
少し高価かもしれませんが、天然のはちみつのほうが、はちみつ本来の成分を十分生かすことができます。
まとめ
このように、はちみつはただ甘い甘味料でなく、栄養豊富な優れた食品です。
そして、口内炎には、治療としても役に立ちます。
口内炎の痛みを何とかしたい方や、口内炎の市販薬を使ったのになかなか治らないという方は、ぜひはちみつを試してみませんか?