尿酸値を下げるためにやる4つの方法とは?
最近、血液検査で尿酸値が高くなっている人はいませんか?
尿酸値が高くなると、高尿酸血症の恐れがあります。
高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が通常より高い状態のことを言い、この状態が長く続くと、痛風や腎臓結石といった病気を発症します。
この病気も糖尿病や動脈硬化と同じく、生活習慣病の1つです。
現代の欧米化した食生活の変化によってこの病気を抱える人が増えています。
しかし、この病気も他の生活習慣病と同じように、予防することは可能です。
では、どのように予防することができるのでしょうか?
ここでは、日常生活の中でできる、尿酸値を下げる4つの方法についてご紹介します。
①食事によって尿酸値を下げる
まずは、食事の中で、プリン体の多い食べ物を避けることが肝心です。
プリン体は体内で代謝されると尿酸となる物質です。
そのため、尿酸をつくるプリン体のなるべく摂取しないことが尿酸値を下げることになるのです。
プリン体が多い食物としては、魚の内臓、干物です。
また、アルコール飲料の中では、ビールが尿酸値を上昇させます。
そのため、これらの食べ物、飲み物を避けることで、尿酸を下げることができます。
②水分摂取によって尿酸値を下げる
2つ目には、水分を十分に摂取することです。
尿酸は尿として体から排出されます。
また、尿酸はある一定の濃度以上になると結晶として体に沈着し、痛風発作を引き起こしてしまいます。
そのため、十分な水分をとり、体内の尿酸がスムーズに排出されるようにすることが大切です。
1日2リットルを目安に、こまめに水分摂取をしましょう。
③体重コントロールによって尿酸値を下げる
3つ目には、体重のコントロールです。
肥満であることと、尿酸値が高いことは相関関係があります。
逆にいえば、肥満を改善すると尿酸値が改善されるということです。
そのため、体重をコントロールすること、つまり肥満を予防することが尿酸値の上昇を予防することができるのです。
肥満の解消方法としては、ダイエットとしていろんな方法が世の中にあふれていますが、高尿酸血症の方に勧められているのは、低炭水化物の食事と運動です。
以前は、治療として、低たんぱく質、高炭水化物の食事が勧められていたそうですが、高炭水化物による肥満を防ぐために、低炭水化物が勧められています。
そして、肥満解消のための運動です。
定期的に運動することは肥満解消にもなりますし、ストレス解消にもなるでしょう。
ただし、激しい運動は身体的にも負担になりますし、逆にストレスにもなるかもしれません。
そのため、適度な運動、たとえば、早足でウォーキングしたり、ストレッチをしたり、軽いジョギングなどがお勧めです。
④ストレスをためないことで尿酸値を下げる
4つ目の方法とは、ストレスをためないことです。
現代の生活は、ストレスが多いといわれていますが、ストレスをためることは尿酸値を高くしてしまいます。
ストレスというと、尿酸値に直接的な関わりが分かりにくいかもしれませんが、ストレスは規則正しい生活、食生活を乱す原因になることで、間接的に尿酸値を上昇させる原因になります。
そのため、自分がリラックスできる方法を日常の中で取り入れてみたり、趣味に没頭したり、ストレス解消をしていくことが尿酸値を下げることにつながります。
いきいきと健康的な生活を過ごすことが1つの予防策となるのです。
まとめ
このように、尿酸値を下げるために日常生活の上でできることはたくさんあります。
食生活を改め、適度に体を動かすことで未然に防げます。
このことが、高尿酸血症が生活習慣病といわれる由縁です。
食生活が乱れている、体重が増えてきたという方は、健康的な生活、健康的な体を目指して、今日からでも生活を見直して見直してみませんか?