カフェインと動悸の関係とは
コーヒーを習慣的に飲んでいる方で、時々心臓の鼓動がバクバク聞こえる、焦り、イライラすることが多くなったということはありませんか?
コーヒーに含まれるカフェインには依存性があります。
カフェインが体内で薄まると、動悸、焦燥感、イライラなど、カフェインの離脱症状が現れることがあります。
もしかしたら、これらの症状がある方でコーヒーをよく飲まれる方は、コーヒーに含まれるカフェインが原因かもしれません。
ここでは、コーヒーに含まれるカフェインの依存性、その離脱症状についてご紹介します。
カフェイン依存
まず、カフェイン依存とは何でしょうか?
コーヒーによってカフェインを摂取すると、目が覚めたり、頭がよく働くといった効果を感じられるでしょう。
ですが、その効果は数時間すると薄れてきます。
そして、効果を持続するためにコーヒーを飲み続けると、体は同じ効果を得るために、それまで以上の量を必要とします。そして、カフェインが体から切れると、離脱症状という不快な症状が現れてきます。
その結果、離脱症状を和らげるために、カフェインをさらに摂取するようになるのです。
コーヒーを時々飲む方であれば、中毒とは考えにくいです。
ですが、飲まれている方、1日に何度もコーヒーを飲む方は、自分がどれだけのコーヒーを飲んでいるかを振り返ってみるとよいでしょう。
体で分かる変化
では、カフェインの離脱症状としてどのようなものがあるのでしょうか?
まず、体内部で感じられる変化として、動悸があります。
動悸とは、普段感じない心拍がドキドキ、バクバクと感じられることです。
普段であれば、心拍に感じることはないでしょう。
緊張したり、ストレスを抱えている時に動悸を感じる方もいるかもしれませんが、その場面が過ぎれば、自然と消失するものです。
また、冷や汗が出てくることもあります。
暑いわけでもなく、緊張しているわけでもないのに、なぜか汗がにじみ出てくる場合、それは離脱症状としての冷や汗かもしれません。
心で分かる変化
心の内部で感じられる変化として、焦燥感です。
急ぐ必要性はないのに、気持ちだけは焦りを感じて、じっとしていられない、気持ちが落ち着かない感覚です。
また、イライラ感も感じる時もあります。
普段は気にしないことに、なぜか気になってしまいイライラしてしまうことがあります。
心の変化によって行動も普段と変わることがあることから、他の人からみれば、普段は落ち着いて穏やかにいるのに、いつもとちょっと違うと感じられることもあるかもしれません。
そのため、自分自身でも周囲の人からでも気づくことがあります。
まとめ
このように、カフェインの離脱症状は、カフェインに依存性があることから常時摂取している中で、長時間摂取していない場合になると現れる症状です。
離脱症状を和らげるために、カフェインをさらに摂取する人もいますが、まずは心身をリラックスさせ、落ち着けることが先決です。
特に、動悸が感じられる場合は体に負担がかかっている証拠ですから、落ち着ける場所で体を横にしたり、椅子に座り、動悸がおさまるまで安静にしていることが大切です。
また、ここで挙げられた症状は他の疾患を原因とする症状と共通する点が多くあります。
もし、何らかの治療を受けている場合、症状が重い場合には、主治医に相談してみましょう。