「甘いものがやめられない!」のは糖質の依存症?
ストレスを感じると、甘いものが欲しくなる時があります。
そして、甘い物に目がないという人がいます。
普段は、甘党であることがそれほど問題に考えることはないと思います。
糖質の依存
もし糖質を控えようと思っても、なかなか控えられない方はもしかすると、依存症になっているかもしれません。
実は糖質には、依存性があるのです。
甘い物だけではなくて、お米やパスタ、麺類も炭水化物に分類されますから、糖分が含まれています。
主食を多めに摂取している方も要注意です。
依存とは何か
依存性があるというのはどういうことでしょうか?
依存性とは何かをまずおさらいしてみます。
依存とは、依存する対象を強く欲し、やめたくてもやめられないことを指します。
たとえば、依存する対象がないことで精神的に不安定になったり、やめられないことで
健康を害することがあります。
依存する背景
依存してしまう背景には、糖質が脳に快楽物質を分泌させるために、同じ快楽を欲してしまうのです。
ですから、依存は単に精神論の問題だけでなく、脳の問題と考えることができます。
一旦依存してしまうと、依存から解放することは簡単ではありません。
依存の傾向として、同じ快楽の程度を得るためには、それまで以上の量が必要な場合が多く、だんだんと量がエスカレートしていくのです。
他の依存対象
実際には、依存性があるものは世の中にたくさんあります。
糖質に限ったことではありません。
糖質よりも、むしろ有名なものがあります。
アルコールや、薬物、ニコチンがその例です。
これらは、糖分よりも依存性が高く、健康への影響も大きいです。
他にも、物質だけでなく、最近では、インターネット、恋愛、人間関係への依存も問題となっています。
依存の対象は何であれ、依存により生活に支障が出てきてしまうのが、依存の共通点です。
糖分が好きであっても、必ずしも依存というわけではありません。
健康を害さず、食事の楽しみとして味わっていくためにも、依存しないように心がけることができるのです。
依存しないためには
では、どうやって依存しないように気をつけられるでしょうか?
まずは、ストレス発散方法をもつこと、そして、ストレスを溜めすぎないことです。
これは、糖分を摂取することと関係がないように思うかもしれませんが、ストレスが溜まると大食いしてしまったり、いつも以上にお菓子を食べすぎてしまったりすることを防ぐためです。
糖質をとると、気持ちがほっとする、リラックスできるという人がいますが、その効果を得るために、ストレスが溜まって、イライラして落ち着かない時に、いつも以上に糖質を取りすぎてしまうのです。
そのため、運動や趣味など、別の方法でストレスを解消することで、過剰摂取を防ぐことができます。
まとめ
このように、糖質は依存する可能性がありますが、決して完全に禁止されるべきというわけではありません。
食は、日常生活の上で楽しみの1つでもあります。
ほどほどの量にすることで、依存することなく、食事を味わい、楽しむことができるのです。