行き詰まったら断舎離を! 断舎離の魅力と方法
わたしたちは人生の中でいつもスムーズに行くことばかりではなく、やはり行き詰まってしまうこともあります。
そんなときこそ、断舎離をしてみようではありませんか。
例えば人生の終盤を迎え断舎離をする高齢者もいますが、人生の真っ直中だからこそ断舎離が必要なときもあるのです。
行き詰まったときの断舎離
行き詰まったときの断舎離は、いわゆる本格的な断舎離でなくて大丈夫です。
断舎離の考え方を取り入れ、まずできるだけどんどん物を減らしていきます。
もちろん徹底的に断舎離を行えば、より行き詰まりは解消させるはずですが、断舎離はそんなに簡単にできるものではありません。
何日も掛けて、あるいは何カ月も掛けてやっていくものなので、まずできるところまで断舎離をしていきましょう。
適当な断舎離はまたリバウンドして元に戻りますが、それでも悩んだときや行き詰まってしまったときには断舎離をするという方法を手に入れることができるはずです。
もちろん断舎離の魅力を実感したら、本格的な断舎離も是非おすすめします。
人生の考え方をガラッと変えることができるはずです。
断舎離について
断舎離はただ物を減らして片付けるということではありません。
物を捨てることで自分でも気付かないような、さまざまな執着を捨てることなのです。
一見、物に対する執着を捨てるように思いますが、実は物を通して良い思い出、悪い思いでなど、自分の中にあるさまざまな執着が薄れていきます。
執着が薄れていくと自分の考え方の軸が変化し、それによって行き詰まって思考が停滞していたものが、解決へと的確に動き始めるのです。
心が片付く
ある程度、徹底的に物を減らすことで心がとてもスッキリします。
まるで心のデトックスを行ったように、今までとは違った世界にいるような気持ちになるかも知れません。
例えば引っ越したときにガランとした部屋に立ったときに、こんなに広い部屋だったかなと驚いた経験ありませんか?
今までどんなに物で溢れた中に住んでいたのか……。
思い切って多くの物を捨ててみると心がスッキリし、今までの悩みや行き詰まりが何だったのかと感じるでしょう。
また心の整理ができるようになり、冷静に物事を考えられるようになります。
今何をするべきか、何をやめるべきか、何が最前のことかなど、いろいろなことが冷静に考えられるようになるのです。
行き詰まっているときは脳がパニック状態になってしまっているので、一度はまってしまうとそこから脱出するのはなかなか難しいと言われています。
断舎離で心が整理されると、まず冷静な判断や考え方ができるようになり、パニック状態からスッとだ出することができ、解決法を冷静に考えられるようになるのです。
冷静になると解決法はそんなに難しくないと気付きます。
お金が貯まる
わたしたちは日常、あまり必要のない物を購入しがちです。
それは物に囲まれていることで安心感を保っていると言われています。
つまりさまざまな不安によって物を買ってしまうのです。
断舎離をすると自分の安心を確保できる物を捨てるのですから、とても不安になり捨てるのはとても苦しいこと思います。
しかしそれを乗り越え、「エイ・ヤーッ」と断舎離を進めていくと、だんだん物がなくても不安ではなくなるのです。
自宅に物が減ってしまうと、また欲しくなると思われそうですが、断舎離をすると逆に「欲しい、欲しい」という気持ちはなくなります。
そのため無駄買いがなくなり、お金が自然と貯まっていくのです。
安いから欲しいという気持ちもなくなる
今世の中では「安いよ」「お得だよ」という物で溢れています。
それによって購買意欲を駆り立てるためです。
しかし断舎離をすると安いから買っておこうではなく、今自分に必要なのか、どのようなものが自分には必要なのかなど冷静に判断し、それによって購入するかしないかも判断できるのです。
そのため安いから買う、高いから買わないという判断基準ではなくなり、安いということに釣られて購入することもなくなります。
時間が増える
何もしていないのに、1日があっと言う間に終わってしまうときと、とても充実した1日を送れるときとあるのを感じたことがあると思います。
1日24時間しかないのは変わらないのに、その充実度はいろいろです。
断舎離をすると、1日がとても長く感じるようになります。
つまり長くて退屈するのではなく、充実していろいろなことができるということなのです。
それは物が減って片付いているため、現実に物を探す時間がなくなったり行動しやすくなるということではありません。
それは整理した考え方ができるようになるため、無駄なく計画的に物事を進めることが無意識にできるようになるからなのです。
もちろん何か行動をするだけでなくリラックスのための時間など、きちんと自分に必要な行動を計画的に行える脳に切り替わると言えばいいのかも知れません。
自分の価値感を知る
わたしたちは自分の価値感を知っているようで意外と知りません。
しかし断舎離をすると、自分の本当の価値感を知ることができます。
物が多いほど自分の価値感が分かると思われるかも知れませんね。
しかし物が最小限になったときこそ、自分はこういうことには無関心なのだ、こういうことにはとても興味があるのだ、こんな生活の習性があったのだなどと気付きます。
それによって自分らしさを大切にしたり、悪い部分は修正していったりと自分を向上することもできるのです。
まとめ
断舎離の魅力をご紹介しましたが、いる物といらない物を判断できるようになったり、必要な物を判断できるようになったりしますが、実はこれらの変化は考え方の軸が変わってきたことなのです。
つまり自分の考えがクリアになり、ごちゃごちゃしていた頭の中がすっきりしている証拠と言えます。
さまざまな出来事に対する考え方がクリアになり、ストレートに考えることができるので、悩みや行き詰まりで停滞するのではなく、悩みを解決する方法を考える脳に変化していくと言えるのです。
是非何かに行き詰まったときは、人生のチャンスとして断舎離を行っていませんか?