やまてつBLOG

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色の持つ力を利用した居心地の良いお部屋づくりとは

色はわたしたちが思っている以上に影響を与えることができます。

そんな色を上手に利用して居心地のよいお部屋づくりをしてみませんか。

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部屋の特性を考える

部屋にはいろいろな特性、役割があります。
例えば食事をするダイニングは食事を中心にするところです。

清潔感や食欲が湧くようなイメージが必要となります。
もちろんダイエットをしているときには、食欲を抑えるといったイメージも大切かも知れません。

また寝室は落ち着きがあり、副交感神経が優位になるようにするといいでしょう。
リビングなど家族が集まるところは、暖かくみんなが楽しく過ごせることが大切ではないでしょうか。

しかし一人住まいの人などは、逆にクールに落ち着くようなリビングの方がいいかもしれません。
寂しがりやの人の一人住まいなら、温かみがある方がいい場合もあります。

これら部屋のイメージはとても重要であり、イメージづくりには色がとても影響しているのです。
そこでその人やその家族に合わせた、心地の良いお部屋づくりをしてみませんか。

もちろん部屋の壁塗りから替えるなんて大々的なことは一切する必要はありません。
ちょっとした小物を置いたり、カーペット、ラグ、カーテン、イスカバー、テーブルカバー、ランチョンマット、植木、花、壁掛けなどちょっとしたもので大きくイメージを変えることができます。

色の持つ力

「たかが色なんて」「単なる錯覚」など、色がわたしたちに与える影響を軽視している人も多いと思います。
しかし精神に影響し体にも実際に変化を及ぼすのです。

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ある医療機関の実験では壁も床もイスもすべてブルーの部屋と、すべて真っ赤な部屋を作り、健康な人を対象に1時間その部屋に入り、その後血圧を測るとはっきりと赤の部屋に入ったときは血圧が上がり、ブルーの部屋に入ったときには血圧が下がったという結果が報告されています。

また血圧患者の治療のための医療実験においも、グリーンの部屋と赤の部屋に高血圧患者を対象に同じような実験をしたところ、グリーンの部屋に入ると血圧の上の数値が180mmHgまで下がり、赤の部屋に入ると同じく上の数値が240mmHgまで上昇したのです。

このように、色はわたしたちの目から入り精神的に作用し、体に変化を与えるということが判明しているのです。

部屋の色を変えるために知っておきたい3つのカラータイプ

部屋の色を変えるには、例えば壁や床まで張り替えるなどという必要はまったくありません。
部屋の色にはアソートカラー、ベーシックカラー、アクセントカラーの3つのタイプがあります。

壁や床などの広い面積で、全体的な色合いをベーシックカラー
面積は小さくてもポイント的に、その部屋の印象を決める色をアクセントカラー

そしてアクセントカラーとベーシックカラーをつなげる色をアソートカラーと言い、壁や床の色合いとポイントとなる色とを馴染ませる色のことを言います。

アクセントカラーかベーシックカラーのどちらかの同系のものがおすすめです。

ストレスの多い人に合わせたリビング

もし夫が毎日とてもストレスの多い仕事をしている場合、リビングでくつろぐことはその後の睡眠にも深く関係します。

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ストレスによる交感神経の暴走を抑えるためにはブルー系が一番ですが、やはりリビングは家族も使用するので少しやわらかめのグリーン系がおすすめです。

アクセントカラーをグリーン系にするには、例えばソファーの上に置くクッションカバーを、少しはっきりした明るいグリーン系のタイプを選びましょう。

またテーブルをグリーンにする必要はなく、テーブルの上に茶系のテーブルクロスを敷き、明るめのグリーンの観葉植物などをテーブルの上に置きましょう。

また大きめの観葉植物を1つ部屋に置くとグリーンがより強調されます。
テーブルの下に薄いグリーンのラグを敷いてみましょう。

カーテンは落ち着きのある薄いグリーン系のものがいいのではないでしょうか。
この場合、壁や床のベーシックカラーはベージュあるいは茶系となり、アクセントカラーのグリーンはクッションカバーや観葉植物となります。

この2つをつなぐアソートカラーは薄いグリーンのラグやカーテン、茶系のテーブルクロスも部屋全体の色合いと明るいグリーンをつなぐアソートカラーになります。

グリーン系は心を落ち着かせ癒し効果があるので、疲れて帰ってきた人にとってはとても居心地の良い部屋になるでしょう。

ダイニングは食べものを美味しく

ダイニングは物を美味しそうに感じ食欲を高めるため、グリーン、オレンジ、イエロー系がおすすめです。

これら3色が入った柄のランチョンマット、イスのクッションカバー、テーブルカバーなどに取り入れてはいかがでしょう。

テーブルカバーが少ししつこい場合は、真ん中部分だけのテーブルに掛けるテーブルランナーなどもおすすめです。

テーブルやイスまで買い換えなくても、ちょっとした小物を利用してアクセントカラーにしましょう。
カーテンなどをアソートカラーとして薄いオレンジや薄いグリーン、クリーム色などにすると部屋全体に一体感が出てより効果的です。

ダイエットをしているときには食べ過ぎを減らすために、テーブルクロスやランチョンマットなどを空色系にしてみましょう。

食器なども空色系にすると食欲が抑えられます。
この場合は部屋全体のベーシックカラーとアクセントカラーの空色系をつなぐために、カーテンを濃い目の紺色などにすると全体に落ち着きのあるブルー系のダイニングとなります。

ただし食べ物を最大に美味しそうに見せることは難しいかも知れませんね。

一人暮らしの場合

一人暮らしの人は部屋数が少ない傾向があり、多くの場合ワンルームということも。
その場合は自分がどのような部屋にするかというポイントを決めて、それによってアクセントカラーを決め、部屋全体の色と馴染むようにアソートカラーを決めていきましょう。

冷え性の人や一人が寂しいと感じることが多い場合は、優しいピンク系やイエロー系をアクセントカラーにもってくるといいでしょう。

また落ち着きたいという人は茶系やグリーン系、もっと冷静にクールになりたい人はブルー系をアクセントカラーにすると、自分らしいお部屋が作れるのではないでしょうか。

ただし好きな色にすることが、自分の精神状態に良いとは限りません。
あくまでもどういう精神状態になりたいかによってお部屋の色を考えてみましょう。

まとめ

家というのは家族、自分の安らぎの場所であり、心地良い家で過ごすことは精神的にも健康的にも大切なことです。

例えばアメリカっぽいイメージが好きなら、ポップな雰囲気の中に自分に合った色を上手に取り入れましょう。

ヨーロッパ調の落ち着いた雰囲気が好きなら、重厚な中に自分に合った色を組み込むなど、それぞれの好みを尊重しながら自分に合った色を組み入れると、きっと素敵な家が出来上がるはずです。