NHKに不満が爆発する日?
参議院議員選挙で。
山本太郎氏率いるれいわ新撰組の躍進が話題で、選挙前は見向きもしなかったような何故か偉そうなテレビのコメンテーターもこぞって「台風の目」と評して手のひら返しをしているのは滑稽ですが、思えばかつて「元気が出るテレビ」でメロリンキューとやっていた若者が今や政界のキーパーソン。
変われば変わるものです。
れいわ新撰組はもともと1議席だったものがひとつ増えて2議席になり躍進というのなら、ゼロから1議席を獲ったNHKから国民を守る党は大躍進といっても良いのではないでしょうか。
しかも、議席を獲っただけでなく政党要件まで満たしてしまい、次回の衆議院選挙ではお金も満たしたN国党がどう出てくるのか楽しみです。
N国党代表で晴れて参議院議員になった立花氏は、憎っくきNHKで放送する政見放送に登場しただけでも滑稽なのですが、そこでカーセックス発言を連発という中坊なような発言。
これだけだとかつてもあったような冷やかしの政党で終わるところなのですが、しっかり結果を残しているのです。
これにはこれまで地道に活動してきたこともありますが、N国党の唯一の政策である「NHKをぶっ壊す」ことNHKのスクランブル化に賛成するNHKへの不満が国民のなかで溜まっている証拠だと思うのです。
テレビのみならずワンセグが付いているスマホや携帯電話、カーナビでも所有していたら受信料を取るという銭ゲバ状態。
確かに昔は災害など何かあったら、テレビを付けNHKをみんなが観ていたのかもしれませんが、例えば地震があって揺れたあと、確認でNHK観る人ってどれくらいいるのでしょうか。
今ではテレビを付けるのではなく、スマホなどでネット確認する人のほうが多い気がします。
時代は変わっているのです。
それなのに見てようが見てまいが金を取るというのはやはり納得がいかず、N国党に共感した人も多いのでしょう。
更にNHK職員の好待遇ぶりも批判に拍車をかけています。
NHKの受信料は生活に困窮していても容赦なく取り立てるのに、NHK職員の平均年収は1000万円超え。
あまりにも理不尽ではないでしょうか。
自治体の仕事と同様に人の金だから使い放題で、実体験ですが、かつてNHKの仕事をした時にあまりにも弁当が豪華で驚きました。
民放のロケ弁といえば、いわゆる有名なところだと津多屋や喜山飯店などの弁当は1000円前後が相場。
NHKの弁当は後々調べたら倍の2000円もするものでした。
その弁当を美味しく頂いているので偉そうな事は言えませんが、たかが便利、されど弁当。
100人分だったら100000円の差が出るわけで、これを毎日行っていたら×365と考えるとバカにできません。
他にもNHKの制作費は民放と比べて桁違いだと各方面で聞きます。
どうしてもお金が余っていれば使いたいのが普通。
N国党のワンイシューであるNHKのスクランブル化は実際議論しても良い時代に来ていると思います。
提案としては、1日でニュースと天気予報、ドキュメンタリーなど2?3時間はスクランブルをかけず誰でも見られるようにする。
その制作費は税金で1人300円程度で捻出して賄う。
それ以外はスクランブル化して、観たい人だけが観れるようにする。
この形なら国営放送としての義務は真っ当できるし、NHKの贅沢な金の使い方は抑制できると思うのです。
N国党が議席を獲得したあとも、官房長官など政権はNHKのスクランブル化に否定的ですが、今のような殿様商売をNHKがし続けていれば、次の衆議院選挙以降N国党を無視できない状態にまで伸びてしまう可能性は十分にあります。
それくらいN国党に期待しているというよりは、NHKに納得がいかない人は多いと思います。